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大寒が過ぎ間もなく立春。一年を通じてもっとも寒いこの時期がふぐの旬の最盛期。 年末年始に比べて値も安定し、良い素材が手に入る。 連日店中が、ふぐちり鍋の香気で包まれる。 淡白な味わいに深みがある。是非一度は食していただきたいお味なのだ。 天下のぶぐと名を成したふぐが、日本料理の檜舞台に名優と称され、しかも「ふぐ料理」という一派を成し得たことは、白菜・春菊・葱・豆腐・等などの名脇役を得ていたからこそだ。 良質なたんぱく質や脂肪・豊富な種類のビタミン・ミネラル・・をたっぷり含む脇役の面々が持つ薬効という陰の力に支えられている。 しかも、各脇役たちも旬の時期。大地のエネルギーをそのままいただく感じだ。 江戸の昔から、「血の道病に良き珍薬」と知られ、今日においても、風邪は言うまでも無く、婦人の冷え込み、肩こり、神経痛、そしてストレス解消に効果ありと聞くからいよいよ、重宝な食べ物である。 立春が過ぎると寒が明けて余寒となる。雨水、啓蟄、と続き彼岸に進めば本物の春となる。その頃までが「ふぐ料理」をお楽しみいただく好適な季節。 さあ、ふぐの旬をお試しください。 |